車椅子卓球教室が開催されました。
おそらく、民間の卓球場での開催は国内初ではないかと思われます。
そもそも車椅子ユーザーの利用は、移動の問題や利用出来る対応の卓球台、そしてバリアフリー対応など、特に環境面でのハードルが様々あるので、簡単なようで難しいのが実情ですが、それが出来るのが『T.T Labo』
当初は3月上旬に行う予定でしたが、当時のコロナウィルス事情を鑑み開催を延期。ですが自粛期間中の参加予定者の熱意は変わらず、ついにそれが実現したという次第です。
ですが、この状況下ではありますから、参加者は当初の予定メンバーの半数。台も予定より減らし、いつも通りの換気、消毒、三密を防ぎ行いながら、T.T Laboコーチ陣と、さらにはゲストコーチとして卓球関係者なら誰でも知っているSTIGAジャパンの「塩野真人」さんも加わってくださり、車椅子卓球女子3人への指導をさせていただきました。
身体に障害を有するプレーヤーへの指導ですが、同じ車椅子でも身体の状態は皆それぞれ異なるので、その人に合った指導が大前提となります。
ですが、その障害による身体の状態を見抜くのはいかに卓球のプロであっても出来るものではありません。
そこはこれまでのT.T Laboの経験を最大限に活かし、障害者スポーツトレーナーというその道のプロにも協力いただくことで、ただ卓球を指導するだけでなくその人に合ったスタイルで指導を行い、より卓球を楽しんでもらおう、自分自身の可能性を実感してもらおうというのがこの教室の趣旨でもあります。
今回の参加者はみんな女子ジュニア。プロコーチの指導をほぼマンツーマンで受け、きっといつも以上に疲れたと思います。そして楽しかったと思います。終わったときの彼女達の笑顔に、コーチ陣も喜びを得ると共に、次への課題を早速打ち合わせるなど、皆良い刺激を与えてもらいました。
尚、この教室は今後定期的に開催致しますが、現在のコロナ禍でしばらくは卓球台も少ないため、すでに定員がいっぱいとなっていますのでご了承ください。
CISCO / T.T Labo 所属 車椅子卓球 育成長 渡邊 剛